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コリントのアクロポリス Acropolis(Korinthos/GRE)


 紀元前9世紀、ドーリア人(ドリス人)によって建設され商業都市として繁栄した。アプロディーテーを守護神としその祭祀で知られる。 ヘレニズム時代に繁栄した後、一時衰退したが、古代ローマ時代に属州アカエアの州都として再建され、繁栄を誇った。 キリスト教文化においてはパウロ書簡の宛て先としても知られる。現在のコリンシア(Corinthia)に相当する。
 395年〜396年のアラリック1世のギリシャ侵攻時、コリントスは彼によって略奪された都市の一つとなり、多くの市民が奴隷として売られた。 東ローマ帝国皇帝ユスティニアヌス1世治下、サロニコス湾からコリント湾まで大きな石壁が建てられ、都市とペロポネソス半島を北方の蛮族の侵攻から守った。石壁は、長さ約6マイル(10キロメートル)で、エグザミリオン(Examilion(exiはギリシア語で6)と名づけられた。この時代、コリントスはヘラス(現代のギリシアを意味する)のテマ(軍管区)の中心であった。
 
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