990 siro021


サルミゼジェトゥサ☆ (Sarmizegetusa Regia/RUM)

防御集落(ダキア防御集落) 山城 防御集落(ダキア防御集落) -106
 古代ダキア人による軍事・宗教・政治上の最も重要な古代都市である。1200メートルの高地に建設され、狭隘なオラシュチエ山脈の立地を生かした6箇所の要塞群の一つでもあり(なお、サルミゼゲトゥサ以外はブリダル、ピアトラ・ロシエ、コステシュティ、カプルナ、バニツァ)、戦術的な防衛システムが設置されていた。
 101年よりローマ帝国皇帝トラヤヌス率いるローマ軍とダキア王デケバルスのダキア軍との間でダキア戦争が始まった。第二次の侵攻(106年)でサルミゼゲトゥサは陥落して、ダキア全土がローマ帝国の属州となった。
 
TABLE