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ハンブルク (Hamburg/GER)


 6世紀には、エルベ川河口に港湾都市として存在しており、バイキングの襲来を受けている。 808年、カール大帝によって前哨基地ハンマブルクの城塞がきずかれ、811年にはキリスト教の布教をさらに推進する目的で、砦の近くに大聖堂を建設し、「ハンブルク」としての基礎が整えられる。
 ハンブルクはデーン人やスラブ人の襲撃にももちこたえ、1189年には神聖ローマ帝国のフリードリヒ1世から船舶航行の特許状をうける。この特許状は第3回十字軍への貢献の報償としてあたえられたもので、商業上の特権をみとめるものだった。 また、関税特権、経済特権を獲得したことで交易都市としての発展が進み、1241年にリューベックと、1249年にブレーメンと防衛同盟をむすんだ。これはやがてハンザ同盟の成立へとつながっていく。 ハンザ同盟の1員としてハンブルクは富裕な有力都市のひとつとなり繁栄し、1410年、1510年、1618年と3度神聖ローマ皇帝から自由都市の特権を与えられ、自治権を獲得維持した。
 
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