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★ブルク・エルツ城 Burg Eltz(Moselkern/GER)

城郭(城塞) 山城 ドイツの領主城 12世紀
 12世紀、シュタウフェル王朝のコンラッド3世が、モーゼル川流域を手中に収め、コッヘムの城を手に入れたとき、帝国城塞の一つとしてエルツ山中に城を構築させたもので、築城者はトリエールの大司教の被官だったエリヤスで、のちエルツ家と名乗った。
 エルツの城は1356年になって国王カール4世からトリエールの大司教に与えられたが、エルツ家は城主としてこの城に残された。現在のエルツ城の建物は12世紀にはじまったものが16世紀にいたるまでに修理、改築されて残ったものである。城内にはその歴史を物語るように武具、甲冑、美術品その他のコレクションがある。
 
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