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ヘブ Cheb castle(Cheb/CHE)

城郭(城塞) 平城 東欧の城郭 12世紀
 11世紀後半より史料に現れる(当時の表記は「エーギレ」)。12世紀には、神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世のもとで、ヘプ城が建てられている。
 14世紀半ば、カレル1世(神聖ローマ皇帝カール4世)によって貨幣鋳造権が認められた。通商路の中継地に位置していたため商業が盛んだったが、幾度となく戦禍にもさらされた。また、1389年におけるエーガーのラント平和令や、ボヘミア王国とザクセン公国の勢力範囲を確定した1459年のエーガー条約など、この町において諸侯間の重要な取り決めが結ばれた。
 ヴァレンシュタインの暗殺15世紀前半のフス戦争、17世紀前半の31年戦争で深刻な被害を受けるが、そのつど復興を果たした。また、31年戦争において皇帝側で戦ったヴァレンシュタインは、皇帝の不信を招いてこの地で暗殺された。
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