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★ヴィトレ城 Chateau de Vitre(Ille-et-Vilaine/FRA)

城郭(城塞) 平城 領主の城 13世紀
 ブルターニュ公ジョフロワ1世はリワロン・ル・ヴィケールへ封建権力を授けた。リワロンは、与えられたこの戦略的要地をブルターニュ辺境侯領の緩衝地帯として維持するのに努力した。小さな木造のモット・アンド・ベーリー式の城が小高い丘(サント=クロワ丘)の上に建てられた。
 13世紀、城は拡大され、頑丈な塔とカーテン状の壁が装備された。城は露出の三角形の場所を結合し、フィリップ2世の城の様式を踏襲した構造で建設された。都市は防衛用塁壁と堀で囲まれた。この時代には現在のかたちをとった城塞都市であった。ヴィトレ男爵は、城塞都市周辺の特権自治体建設を指揮した。三つの自治体は、ヴィトレの現在の近隣コミューンの通りの線状レイアウトをはっきりとさせた。13世紀以降、ヴィトレは伝統的な中世都市の要素全てを結合させた。要塞状の城、宗教施設、神学校、郊外である。
 
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