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★アッシジ☆ Assisi(Umblia/ITA)

城郭都市(都市国家) 平山城 宗教関連 1260
 11世紀から12世紀にかけて商人たちが、アッシジの渓谷を開拓し、貴族たちなどの手により教会などの建築を行った。このころの建造物にはウンブリアの様式を取り入れたものがある。また人口の増加にともない城砦は、1260と1316年に拡張がなされた。サン・フランチェスコ聖堂やサンタ・キァーラ修道院もこのころ作られた。
 この地方はラテン人と同系統のウンブリ人が支配していた地域であるが、前300年ごろローマの支配下にはいった。民族大移動の後は東フランク王国、神聖ローマ帝国の支配下にあったが、支配とは名ばかりでそれぞれの街がコムーネを作り都市国家を形成した。
 テヴェレ川をはさんでペルージアと争いを繰り返す。どうも、戦いが下手であったらしく城壁をがっしり作り、頂上部分にはロッカ・マッジョーレ(大砦)、東端にはロッカ・ミノーレ(小砦)、西端にサン・フランチェスコ寺院が城塞のような基壇の上に建っている。とにかく遠景の美しさではイタリアで1、2を争う街である。14世紀に入り、城壁が再度拡張整備された。14世紀から15世紀にかけてはペルージャとの戦争などにより、アッシジの治安は不安定であった。
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