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ツーン Schloss Thun(Thun/SWI)


  首都ベルンから南に約30キロ、スイスのほぼ中央をしめるツーン湖の西端にツーンの町がある。中世の落ち着きをもった町で、山地から湖に流れ込む水が町の中を流れている『水の町』でもある。  城は、町の中央をしめる丘の上にある。  古くから砦があったところであるが、現在の城は12世紀から13世紀にかけて、ゾーリンゲンとキーブルグの騎士団によってつくられた。  四つの特色ある塔と、それにつらなる建物をもつ、きわめてスイス的な趣のある城である。  
 城内は歴史博物館をかねて観光客に公開されており、歴史的資料、調度、武具の類が多く展示され、屋内の構造は中世来の城の様子をよく伝えている。 ツーンの城は遠望がとくに美しく、アルプスの山々を背景に立つ様子はスイスの代表的景観の一つといえる。 町の中にも数々のスイス的な建物が見られ、古都のたたずまいが観光の町としても知られている。
 
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