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ケニルワース (Kenilworth/ENG)


  ウォーリックの町の10キロほど北にケニルウォースの町がある。今はもの静かなところだが、11世紀から13世紀にかけてここに強固な城塞がつくられた。  1200年、城はイングランド国王のものとなり、ジョン王およびヘンリー3世によって修築強化され、バラ戦争当時にはイングランドでも屈指の堅固な城として戦略的にも重要な役割を演じた。  しかし、その後、歴史上有名なマグナ・カルタ(大憲章)を無視して君臨しようとしたヘンリー3世が、1258年、シモン・ド・モンフォールによって捕えられ、ケニルウォースの城もシモンのものとなった。  シモンの息子が城主になった時に、この城は約6カ月1にわたって包囲攻撃を受けながら陥落せず、その堅城の名声をさらにたかめたという。  クロムウヱルの革命戦争のときに、城は破壊され、そのまま復元されないままに、現在はまつたくの廃嘘として残骸を残している。  しかし、その城趾には古城の詩情があり、イギリスの名城である。
 
 
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