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グリュックスブルク Schlos Glucksburg(Glucksburg/GER)
ドイツの北端、ユトランド半島のデンマークとの国境に近い湖水に面してグリュックスブルクの城がある。
三方を湖水に囲まれているところから、バッサ1・シュロス、すなわち水城と呼ばれている。この城に限らずドイツでは濠の中の城をバッサー・シュロスと呼ぶ習慣がある。
もともとここには小さな城塞があったが、それが1587年に典型的な北ヨーロッパ風ルネッサンス様式の居館に改築された。
城館は、白い本館と白い6角の四つの塔に囲まれ、赤い屋根、青い屋根をもった端正なたたずまいを北ドイツの清澄な風景の中に見せている。
現在、城の内部は博物館として公開され、17世紀のベルギー(フランドル)製家具も置かれ、訪れる人人の目を楽しませている。2階には、ロット・ザール(赤い部屋)と呼ばれている広聞があり、壮麗な美しさで知られている。あまり武備的ではないが、北ドイツの名城の一つといえよう。
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