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レ・ボー城 Les Baux-de-Provence(Les Baux/FRA)

城郭(城塞) 平山城 南仏の城 1642
 中世期に栄えた。ボーの領主は近隣の79の町村を支配下におさめ、プロヴァンスでその名が知られた。彼らは家紋にベツレヘムの星を用いていた。これは、彼らが東方の3博士の1人バルタザールの末裔を自称していたことによる。
 1642年にモナコの領主グリマルディ家に譲り渡され、レ・ボー侯爵(Marquis des Baux)の名は現在でもモナコ大公家に受け継がれている。この称号は、伝統的に大公の一族が襲名することになっており、現在の称号の保持者はカロリーヌ王女である。
 アルピーユ山脈の中にある、壮大な景観を持つ岩だらけの土地であり、南方の平野を見渡せる古城を頂いている。プロヴァンス語の baou (岩だらけの尾根、の意)に由来する町の名前は、その景観からつけられたものである。なお、ボーキサイト(bauxite)はこの町の名前にちなんでいる。
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