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ローゼンダール Kasteel Roosendaal(Roosendaal/NER)


 はじめの城は中世に築かれたが、1124年にはゲルダーのレイノード伯によって築城されたという記録がある。1421年にはこの城は大火災で焼失し、その後たびたび修築されて現在の城は18世紀から19世紀にかけてつくられたものである。居館風に改装されているため、武備はわずかに大きな円塔に面影を残すのみである。庭園は広壮で、池のような濠と、噴水、森、野外彫刻物などからできている。
 現在、城内は博物館になっており、武具、調度などのコレクションがある。とくに目をひくのは中世の城の模型で、人形の戦士の攻防戦が見られる。なお、世界城郭協会の事務局がここに設置されていた。
 
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