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ザイレン slot Zuylen(Zuylen?/NER)


  オランダ中部の町ユトレヒトの北郊、風車や運河の美しい田園風景の中にザイレンの城がある。赤煉瓦づくりの城館は、小さい静かな濠に囲まれてのどかなたたずまいを見せている。  かつては中世風の城館があったのを、18世紀になって現在のような煉瓦づくりの建物に改築した。したがって、中世風スタイルのまま残っている城門や塔などの古式とは対照的である。  城館の濠に面している部分と反対の半分は庭園に面しており、古びた煉瓦の壁面にはつたがからまり、四季折々の花は城の庭園に咲ぎ乱れる。  現在の城の所有者は、世界的富豪として知られるロスチャイルド家で、同家のヨーロッパに点在する所有物の一つとして知られている。城内のコレクションはさすがで、美術品、家具、調度の類が見事であり、希望者には公開されている。  ただし、この城の内部のコレクションの見物はシーズン中は随時できるが、そのほかは申込みが必要。
 The castle was originally built in the 13th century by lord van Suilen en Anholt as a simple Donjon. In 1420 during the Hook and Cod wars the castle was completely demolised. In 1525 rebuilding started. In 1752 the castle was modified for the last time. It holds a tapestry by the Delft carpet weaver Maximiliaan van der Gught. Its past inhabitants include Steven van der Hagen and Belle van Zuylen.
 
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