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リヒテンシュタイン Schlos Lichtenstein(Traifelberg/GER)


 南ドイツ、シュツットガルトの町から南に行くと、チュービンゲン、ロイトリンゲンなどの小都があり、いずれも由緒深い町で、シュバーベンの森への入口である。  ロートリンゲンから山中のドライブウエイを行くと、23キロでリヒテンシュタイン城のパーキングにつく。このリヒテンシュタインは、スイスとオーストリアの国境にある小国のリヒテンシュタインとは違う。  城の入口から少し入ったところに小さい居館と塔からできている。その城が建っている岩盤は、深い漢谷にのぞみ、建物は1842年につくられたトロオバドール・スタイルと呼ばれるもので、この建物は岩盤上に孤立し、わずかにはね橋で対岸と結ばれている。ここには古くは砦があったという。この城はそのおとぎ話のようなスタイルからビュルテンブルク地方でもっともポピュラーな城となっていて、見物人も多い。小さい館の中には中世の武器、調度が飾られている。また、この城の塔からのながめは絶佳だが、その眼下には数100メートルの渓谷が展開する。
 
 
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