ポルトガル南部、アレンティジョと呼ぼれる地方の中心、ベジャーはローマ時代から開けた古い町で、現在は人口約2万。
この町を有名にしているものが三つある。その一つは『ポルトガル・レタ〜』の舞台の町ということ、ヨーロッパの文学に一つのエポックを与えたこの作品は、17世紀のフランス王ルイ14世のポルトガル侵入のとき、ベジャー県の尼僧院の娘がフランス将校との恋を手紙の形式で書いた作品。
あとの二つは15世紀の僧院と、12世紀にはじまる城である。町の中央にある城は石造の城壁、その上の回廊、そしてアラブの様式の現れた塔、そのほかの建物などをよく残している。城は公開されているが、この高い塔の長い階段を上って最上層に出れぽ、城内はもとより、ベジャーの町、その周辺に広がるアレンティジョの平原が一望の内にのぞめる。
このベジャーの辺り、交通の関係で訪れる観光客も少ないが、機会があれば行きたいところである。 The castle on top of the hill can be seen from afar and dominates the town. It was built, together with the town walls, under the reign of king Diniz in the 13th century over the remains of a Roman castellum that had been fortified by the Moors. It consists of battlemented walls with four square corner towers and a central granite and marble keep (Torre de Menagem), with its height of 40 m the highest in Portugal. The top of the keep can be accessed via a spiral staircasThe merlons of the machicolation around the keep are topped with small pyramids.
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